徳島の半田そうめんはどんな特徴があるのですか?
「半田のそうめんはねえ、太いんよ。(JAS)規格で言うと「ひやむぎ」になるんよ。」
(太さで区分するJAS規格では、半田そうめんは「ひやむぎ」に分類されます。ところが、半田そうめんの場合、江戸時代中期から続く伝統と、地元の意見をかんがみ、「そうめん」と表記できることになっています。)
本田さんのそうめんづくりのこだわりは?
「普通、工程っちゅうのはもう各社一緒ですわ。それをどこまでこだわるかということでね。朝の練りと、麺のばしをいかに時間をかけてゆっくりやるかだけなんですけどね。(笑) これは手ぇ抜いて簡単にやれば早よう済むんじゃけどね。朝の2時間の手間、入れるか入れんかで商品に(違いが)現れてくる。」
子供は味に敏感です。お得意さんの中には、本田さんのそうめんでないと食べない姪っ子やお孫さんを持つ方がいらっしゃるそうです。
お客さんへのメッセージを一言。
「家族で作って(規模が小さいから)、こだわって作らんと、(お客さんが)見てくれんのよ。こだわって作ってますから、食べてみてください。(笑)」 |